2009-01-10

ETV50


全国的に『雪だ!雪だ!』と騒いでいる割にはこの地方の天気は良く、ちょっと肩すかしを食らった感じ。遠く西方に聳える伊吹山にも雪雲はかからず真っ白い勇姿を誇っている。ただ、雪は降らねど寒さは厳しく風が刺すように冷たい。さすがにそんな中での庭仕事は辛く、買物に出かけた意外は家の中に居てのんべんだらりと過ごしてしまった。そんな弛んだ日は眠気にも襲われるもので、今年誕生50周年を迎えたNHK教育テレビの記念特番『みんなのうた50』の『ドラドラキュッキュ、ドラキュラー、ドラドラキュッキュ、ドラキューラー』という懐かしの歌を聴きながら思わず寝てしまい、そのまましばらくソファーに沈没しておりました。それにしてもその特番には初代『うたのおねえさん』『うたのおにいさん』をはじめ『ノッポさん』『ゴン太くん』も登場し(みなさん歳をとっておりました)、いかにETVが僕達の身近にあったのかを再認識させられた。その中で『ノッポさん』思わずしゃべっちゃって、彼が話せると分かっていたはずなのに改めて『おお!ノッポさんしゃべれるんや!』と驚いてみたりと、子供の頃に受けた印象というものはこの歳になっても新鮮で、一緒に見ていた子供達もたいそう楽しそうだった。そうやって世代を超えて綿々と続けられ、受け継がれてゆくところにETVたる所以を感じる。最近はちゃらちゃらとした軽い番組も多くなったが、それでもまだまだ見応えのある特番も健在でこちらを唸らせてくれる。一つの節目である50周年を迎え、これからもETVたるべき道を独走していって欲しいと願う。

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