2009-01-16

それぞれの役割


今朝、Jackieの散歩から帰りいつものようにTVをつけると川面に浮かぶ飛行機が映し出されていた。事故か!と何度も繰り返される事故状況の報道を凝視しながら、救出作業をしばらく見守っていた。
155人にも上る乗客乗員が全員生存とはまさに『ハドソン川の奇跡』と呼ぶにふさわしい。機長の操縦と判断の正確さもさることながら、救出作業の迅速さなどはただただ感心し、やはり有事の際に頼りになるのはアメリカなのだな・・と思い知らされた次第。これは何もアメリカ追随を賞賛しているわけではなく、何かが起きたときのアメリカ国民の連帯感の強さは群を抜いたものだと感じるのだ。一つの組織として物事に対応するのではなく、それぞれの人がそれぞれの考えによって自分の役割を果たしてゆく、そんなアメリカ人の持つ気質が今回の救出劇にも大きく影響していたと僕は思うのだ。何はともあれ死者を出さずに済んだことは本当に良かった。
妻とこの航空機事故について話していたら、妻が飛行機に乗る時最も恐れているのが今回のケースのようになったときだという。妻は常々『もし子供2人を自分一人で連れている時に事故などにあったら、果たして2人を自分だけで守ることが出来るだろうか?』と心配しているのだ。それもあって飛行機には何十回と乗っているが、その度に必ず飛行機に備え付けの緊急時対策のしおりをしっかりと読み、何をしなければならないかを頭に叩き込んでいるとのこと。それに比べて目も通さない僕はまったくもって失格だ。
心配性である妻だから準備が良いのだと思っていたが、親としての責任を果たすなら緊急時に対する用意を怠らないのが、当然のことなのだと今頃になってわかり始めた、この頼りなさよ・・

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