2009-01-04

国連安保理の役割


以前から戦争・紛争が起きる度に国連安保理の存在に疑問を感じていたが、アフガン・イラク戦に続き今回のイスラエルによるガザ侵攻に対してさえも何もできぬ、何も発せぬ様を見て、そんなんならばいっそのことなくしてしまえと思った次第。結局のところ安保理に様々な決議案が出されたとしても、常任理事国一国の反対によりその案は闇に葬り去られてしまう。ようは5カ国の常任理事国のご機嫌を損ねるような議案は採択されないということなのだ。で、その五カ国はというとアメリカ・イギリス・フランス・ロシア・中国で、これらの国が国連に加盟する国々から選ばれた代表者ならまだしも、とどのつまりは第二次大戦の戦勝国がそのまま居座っているだけで不公平極まり無い。今の国連の仕組みはこれらの国の利益に見合わないものは許さないことになっており、平等なんてことからはかけ離れた存在だ。そんな組織ゆえ極端に偏った理不尽な主張があっさり採択されたり、反対にそれこそ正義と思われるものが拒否されたりすることが起きる。そんなことがしばしば起こるのだから安保理自体の存在価値を疑るのも当然のことだ。

安保理がガザで行なわれているイスラエルによる暴虐を支持するだけの組織であるならば、そんな無用の組織はなくなってしまったほうが世のためというもの。如何なるケースにせよ殺人を肯定するような組織なぞ信用できないさね。

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