2008-06-24

橋の下の出来事


夕方庭でトマトの脇芽を摘んでいると、Jackieが堤防に向かって盛んに吠え始めた。何だろう?と堤防を見ても自転車が置いてあるだけで特に変わったところは無い。さては何か血迷って吠え始めたのか?と思っていたら、人の怒鳴り声と何かを激しく叩き付ける音が聞こえて来た。声の主はかなり激昂しているようで何を言っているのか分からないくらいだ。声は我が家のすぐ近くの県道に架かる橋の下から聞こえて来て、どうやらそこでケンカでもしているようなのだ。この橋の下には僕らがこの家に引っ越して来た頃からホームレスの人が一人住んでいて、そこにたまに遊びに来る人物が言いがかりをつけているらしい。始めは放っておこうと思ったが何かを叩き付ける音が尋常でなかったので万一のために覗きに行ってみると、なんてことはない連れの方が酔っぱらって怒鳴りながら脱いだ靴をコンクリートの壁に叩き付けていただけだった。この人物とは以前にもちょくちょく話したことがあったので『おじさん、あんまり騒いどると通行人に警察呼ばれてまうで、いったい何騒いどるん?』と聞くと、なんやらよく分からんがちょっとしたことが気に喰わなくて橋の下の住人とケンカになったそうだ。『ケンカは勝手にすりゃいいけど、手ぇ出すなよ。ま、とにかく騒ぐのだけはやめときや』と言い残して戻ったがしばらく騒ぎは収まらなかった。彼らは彼らなりにいろいろな利害が絡んで衝突するのだろう。ただし、泥酔して人から見えるところで騒ぐのは頂けないな。

For The People Of Tibet

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