2008-06-10

4の時代


どれがいいかな〜なんてだらだらしていて決めかねていた草刈機をとうとう買っちまった。当初の予算よりは大分オーバーしての29800円也。安いものはその半値で売られているがエンジンの排気量が小さくパワーがない。田んぼの畦や膝下程度の雑草ならば十分刈り払えても、我が家の南面の堤防にわんさと生えている僕の背丈以上のススキや、西隣の空き地のセイタカアワダチソウを刈るには無理がある。そこで機械の相談もかねて近くのホームセンターに行くと、なんと!前から気になっていたHONDAの4サイクル刈払機が3万円をきって売っているではないか!ネットでの最安価格よりも2000円程も安く、しかも店頭買いなのでアフターサービスの心配もない。心は即決で『買い』。ただし、パワー的な容量が気になったので尋ねると25ccの排気量があり、問題ないとのこと。その場ですぐにオイルを充填し、試運転をして引き渡し。これでいつでも出動できる体勢になった。
草刈機を使ったことのある人はご存知と思うが、現行出回っている草刈機の多くは2サイクルエンジンで燃料はほとんどの場合25:1の割合でガソリンと2サイクルエンジンオイルを混ぜた混合ガソリンを使用する。2サイクルエンジンは機械的な構造が4サイクルに比べシンプルでメンテ性もよくパワーがあるものの、燃費が悪く混合ガソリンを使うため排気ガスに含まれる有毒物質の割合が多く、エンジン音もうるさい。対して4サイクルはエンジンの構造は複雑でメンテ性が悪くパワーが劣るものの、トルクがあり何よりも燃費が良く車と同じレギュラーガソリンを使うため排気ガスに含まれる有毒物質の割合も低く、エンジン音も静かだ。草刈機に4サイクルエンジンを使い始めたのはまだここ数年のことで、HONDAが4サイクルエンジンの小型軽量化に成功したのが始まりらしい。もちろん各メーカーが追随したものの技術的な問題から撤退が相次ぎ、4サイクルの普及が遅れているのが現状だという。そのことをあらかじめ知っていたので4サイクル草刈機には大いに興味があったというわけ。
家に帰ると早速試運転用に入れてもらったガソリン分だけ動かしてみようとエンジンをかける。ブルルン!と一発でかかり、単気筒4サイクルエンジンの心地良いサウンドが響き始めた。音も2サイクルより大分静かに感じるぞ。エンジンの回転を上げススキを刈り払ってみるとチュチュンッといとも簡単に倒れてゆく。パワーも問題なし。試運転用のガソリンはごく僅かしか入ってなかったにも拘らず30分近くも草を刈り払うことができた、驚きの燃費の良さで大満足。これで週末には堤防の見通しを確保できそうだ。
環境に対する意識が高まる中、2サイクルエンジンは今後どんどん廃止されてゆくだろう。車やバイクでもそうなったのだ。何年か後には4サイクルが主流となっているはず・・と思っているのは僕だけか?

For The People Of Tibet

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