2008-02-28

呆れたもの


毒餃子事件に対する中国の反応はある程度予想できたものの、今日の公安による発表はやっぱりと言うか、呆れると言うか、経済発展が目覚ましくてもあんたらちっとも変わっとらんやん、とただただ脱力するばかりなり。この記者会見を見ていて数年前に中国を旅していたときに見た情景をおもいだした。それはある狭い道でのこと、我先にと交通ルールも何も無くバスや車がどんどん先を争い突っ込んでゆく、当然ながら対向車もあるわけで先に進めるわけが無い。おまけに対向車線もこちらの車線と同じ状況で双方鼻と鼻がぶつかり合い、にっちもさっちもいかなくなった。そこで彼らがとった行動は・・お互いにおもいっきりクラクションを鳴らし続けることだった・・。そんなことして何とかなるわけないじゃんか!でも彼らは止めないのだ。そのとき感じたことと同じような思いを今日は持ったな。北京五輪を前に当局が事態の沈静化を図りたいのはよく分かる。でも今回の出方では余計に中国への不信感が増すばかりじゃないのか?日本で混入したというならその証拠や混入に至る過程、状況の分析などをある程度明らかにした上で言うべきことと思う。100%中国で混入したとはまだ確定していない。だからこそ中国は誠意ある対応を見せるべきじゃないのかと思う。迅速な対応をした上で中国側で混入したことが仮に判明したとしても、人々はその素早い対応を評価したと思う。当局の会見はこれとまったく逆行していて、やっぱりそんな程度の国だったのか・・とがっかりさせられた。

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