2008-02-13

暫定税率


近頃何かと話題になっていて、今後もうんざりするほど聞くであろうこの暫定税率については、今のところの僕の意見として暫定税率分の税収部分は道路に使わず、教育と医療に回すべきだと思っている。いっそのこと暫定税率を廃止してしまえばガソリンも大分安くはなるが、それではあまりにも足元ばかりを見ているようで短絡的すぎるんじゃーないかな。かといってそのまま道路ばかりを造っていてもそれも見せかけばかりの未来への投資であって幻想でしかない。やはり今後の世の中を開いてゆくのも人なれば、人を育てることこそ重要でいくら網の目のように道路を張り巡らせようが、それを旨く使う人がいなければ何の役にも立たんのだ。
ニュースの特集で人口4千人の島に本土と繋がるよう橋を架けているそうな。その総工費は約240億!島の人口で割ると1人あたり6百万にもなる。リポートではこの島も過疎化が進み島に残るのは高齢者ばかりで病院は本土にしかなく、フェリーは時化で欠航することも多く橋が架かると大変助かるとは言っていたが、そもそもそんな高齢者が自分で車運転して病院へ通うわけもなく、橋を架けるだけの大金を使うなら島に診療所を建てれば100分の1もかからないはずだ。こういうことからも分かるように道路は必要だから作っているんじゃない。地方に仕事を、雇用を作らねばならんから道路やダムを造っている。日本においてはただそれだけのこと。壊して作る、その永遠の繰り返し。

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