2007-08-31

少子化対策


少子化対策についての新大臣の意見を聞いてみれば、なるほどそれらしきことは言っているがいつものこと、問題の核心から逸れたところで話をしているような気がしてならない。統計によれば出産を契機に70%もの女性が理由は様々だろうが仕事を続けるのを断念している。ゆえに新大臣は子育てしながら働きたい女性達のために育児休暇の取得を積極的に促すなどの子育て支援を企業側にも一層求めてゆく旨の発言をしていたが、じゃあ仕事を辞める70%のうちのどれくらいが育児休暇、育児手当等を取得できる環境で働いているというのか?パートや派遣では取得が難しいのが現状ではないのか?仮に社会保険などに加入していたとしても、仕事をしながらの子育てに対する夫やパートナーの理解と協力が得られなければ実際のところ無理だ。むしろこの問題があるゆえに仕事に戻りたくても戻れない女性がほとんどだと思う。夫やパートナーは毎晩夜遅くまで働かされて帰宅すると疲れて寝るだけ。それをさせているのは企業だし、それを許しているのは政府だ。共働きをしようにも保育所は満員で入ることさえできない。そんな状況でどうやって仕事を辞めずに子育てできると言うのか?

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