2007-08-11

money game


最近は株価の乱高下のことが紙面を賑わしているようだ。なぜアメリカの低所得者向けの住宅ローンの焦げ付き問題が全世界的な株安を生み、世界経済の根幹を揺るがす事態になっているのか?その因果関係がさっぱり分からなかったが、ここに来て何となく要領を得始めている。そしてここでもまたヘッジファンドが大きな影を落としているようだ。紙面では巨額の損失だのと盛んに伝えているがその額が何十億、何百億の世界だ。そこにはもう人間を介さない数字の取引が残っているだけで、人間臭さなどは皆無だ。もうけ第一主義を貫き通し数々の買収劇にも大きな影響力を誇って来たファンドがひとたび揺れ動けば確かにその影響をもろにかぶるのは我々だ。そんなマネーゲームが世界経済を支配しようとしている。次の世界恐慌は間違いなくヘッジファンドから発せられるだろう。

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