2007-08-12

夏の夜の華


先ほどまで甥や姪、弟夫婦を連れ立って実家近くの河川敷まで行き盛大に花火をして来たのだが、どうも昨今の花火の質が極端に悪くなっているような気がしてならない。手に持ってやる花火は以前と変わらないと思うが打ち上げ花火や、下に置いて吹き出すタイプの花火はどれも勢いが無くあっという間に終わってしまう。それなのに花火自体を見てみればどれも大仰に箱詰めされ、さもパワーがありそうな見かけになっているのだ。だからこそ実際に火をつけてみたときとのギャップが大きく『しょぼい〜』と落胆してしまう。僕が子供のときは相当の量の花火をやったが、吹き出し式でいえば『ドラゴン』というのがあって勢い凄まじく本体自体も燃え尽きて無くなってしまう程だった。連発花火もロケットも今のようにしけた感じは全くなく、勢い良く爆ぜてはかなり遠くまで飛んで行った。一体なんでこんなにも質が落ちたんだろう?子供の頃も今と同じく中国産だったが、やはり最近の他のモノと同様に本質を削り、見かけと価格だけを最優先にした結果の産物なのだろう。確かに花火には違いないし、楽しくもあるが常に『なんだこんな程度か』というがっかり感がつきまとう。それでは夏の夜の『華』にはなり得ないのだ。

0 件のコメント: