2007-08-26

視点


少しでも手を抜くと庭の雑草は『これぞチャンス!』と言わんばかりに繁茂し、空いたスペースを侵略してゆく。日中これだけ暑く雨も降らなければそのうち枯れてしまうだろうと思いきや、さすがに鍛え方が人間様とは違いお湿り程度の雨でも爆発的に成長し、日照りの時には目に見えぬ地中にて勢力圏を拡大しているようだ。
日はまだ高いものの幾分日差しと暑さが和らいで来た頃を見計らって草をむしり始める。上の子も出て来て『きゃあきゃあ』言いながら草むしりを手伝ってくれる。こんなことはアパート住まいではできなかったことだ。やっぱり地面の上に暮らすのはいいなと思う。
そこら中に好き勝手に広がっている草をむしると、その草の陰の僅かなスペースになんとぎょうさんの虫達が隠れていることだろう!強烈な日差しを避けてのことだと思うが、まるで水中の藻に集う小魚の群れのようだ。今までは草むしりなんぞをしていてもそんなことを気にしたこともなかったし、気づいたこともなかった。おそらく僕の『モノを見る視点』が変わって来たからそういうことに気がつくようになったのだろう。人に言われて草をむしるのと、この暑さの中自分から進んで草をむしるのとではそりゃー気構えが違うわさ。

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