2007-08-01

駒たち


大失態の続く現場でその失態を回復すべく緊急動員されたのが派遣の女の子たち。確たる計画も見通しも無く、取りあえず投入せよとのことで現場入りしてもらい大いに助けてもらっているが、仕事量としては少なく何ヶ月も続くものではない。当初からひと月程という条件で来てもらっているらしいが、果たしてひと月分も仕事があるのだろうか?そのことが気になって尋ねてみると『派遣だから仕事が無くなれば切ればいい』との答えだ!自分も一時期派遣で働いていたことがあるので企業の勝手な都合で仕事を切られる遣る瀬なさと、腹立たしさはよく理解できる。『それが派遣さ』などと平気で言う輩もいまだ多い。『良いか、オレたちはお前たちと同じくこの仕事に生活がかかっているし、養わねばならぬ家族がいるのだぞ!それを仕事が無くなったら切ればいいなんて軽く言うんじゃねーよ!オレらはなんだ?モノか?使い捨てか?』この怒りは消えること無く僕の中でくすぶり続けている。なぜ人を、その『人』を見ないのか?代わりはいくらでもいるなんて考えは憎むベきものだ。『なにをキレイごとを!』と言う人もいるだろう、なあに、言わせておけばいい。キレイごとだろうが何だろうが僕は『人』が好きだ。だから駒としてではなく『人』として付き合いたいのさ。

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