2018-05-14

新たなる火種
















アメリカ大使館のエルサレム移転に抗議するパレスチナ人に対して、イスラエル軍はゴム弾や催涙ガスそれに実弾を使って銃撃を行い、すでに16人の死者と900人以上の負傷者が出ているという。トランプの大馬鹿者がその後の影響も考えずに移転を決めた1つのきっかけは娘イヴァンカの旦那クシュナーが敬虔なユダヤ教徒であり、そのクシュナーを介してユダヤ系などからの強烈な後押しがあったものと考えられる。今までの大統領も同じくユダヤ系からの圧力は相当あっただろうが、あまりに影響が大きいために躊躇してきた経緯がある。それをトランプは意に介さず強行したというわけだ。
ただでさえイランとの核合意をアメリカ独断で反故にし、中東にきな臭さが漂い始めているというのにさらに火に油をそそぐようなことをする愚かさが信じられない。アメリカにとってみれば中東が不安定になれば原油価格が高騰し、シェールオイルで荒稼ぎすることができるうえに、戦争でも起きれば兵器が飛ぶように売れて大儲けできるわけだ。
要するにアメリカにとっては中東が荒れれば荒れるほどお金が儲かるわけで、何人死のうが知ったこっちゃないわけだ。オバマの時はそういった行為を抑制する力が働いていたが、今は完全にタガが外れて欲望のままに動いている感じがする。
いつか再びアメリカはこの報いを受ける日が来るだろう。その日が世界の終わりの日でなければ良いのだが・・

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