2014-07-29

Gaza














ガザの惨状は日々悪化の一途を辿っている。
もう子供が傷つくのを見るのはたくさんだ!なぜすぐにでもこの殺戮を止めることが出来無いのかと、怒りとともに無力感に襲われる。
僕はユダヤ人の友達もいるし、ユダヤ人に対する特別な感情など持っていない。だが、イスラエルという国家に対しては激しい嫌悪感を持っている。いまイスラエルがガザに対して行っているようなことは僕が小さな頃から繰り返し行われて来たことだ。入植地を広げると言う理由でそこに住むパレスチナ人の家をブルドーザーで破壊したり、まるでゲームでもするかのように狙撃手がパレスチナ人の子供達を射殺し、テロリストを殺害したなどと平然と発表したりと、まるでパレスチナ人を家畜かなんかのように扱って来た。
以前はテルアビブなどの都市でパレスチナ人による自爆テロが頻繁にあったが、そのニュースを見ながら子供心に『起きて当然のことだ・・』と思っていた。
あれからずいぶんと年月が経ち、一時期イスラエル・パレスチナ両国(僕はパレスチナを国家として認めている)とも平穏な時期があったが、今では遠い昔のこととなってしまった。
特にハマスの支配するガザはその周囲を高いコンクリート壁で囲われ、まるで巨大な刑務所のようになっており外との物資のやり取りはすべて禁止されている。そう、兵糧攻めにあっているのだ。そこをさらに空爆され、陸路からも侵攻されている。
両親を殺され、兄妹を殺され、家も学校もすべてを破壊された子供達がたどる未来は容易に想像できる。それはイスラエルへの復讐だ。パレスチナ人を1人殺すごとに復讐に燃える何倍もの潜在的な敵を自ら作り上げていることに、なぜイスラエルは気付かないのだろう。嘆かわしいことだ。

0 件のコメント: