2013-09-26

風の中で















ちょっと風が強まって来ている。
これが現在太平洋沖を北上中の台風20号による風なのか、大陸から南下中の高気圧による風なのかどちらか定かではないが、涼やかな秋の気配を持った北西風という点を見ると、高気圧から台風方面へと吹き込む風なのかもしれない。
強い台風20号はこのまま列島に接近することなく去って行きそうだが、これが上陸していたらさぞやひどかったろう。もうすぐ10月で台風シーズンからはずれつつあるとはいえ、まだまだ油断することはできない。畑的に言えば冬野菜は夏野菜のようにどんどん上に伸びるものが少ないので比較的強風に強いとは言え、直撃を喰らえばそれなりの被害も出るし、先日の18号が京都にもたらしたような甚大な被害に繋がる恐れもある。
台風がいつどこで発生し、どのような進路を取るかは気象衛星の観測によって比較的正確な予想を得られるようにはなったが、それはあくまでも受け身的な追随予測であって、72時間を超える動きについてはまさに神のみぞ知る領域だ。そう思うと昔と比べ格段の情報量を得られるようになったものの、結論的には自然の脅威に対して回避行動を取るしか道は無いということになる。所詮人間様が自然に対して出来ることと言えば雨を降らせるミサイルを空に撃ち込むことくらい。しかも効果のほどは分からず、といった程度。
そう思うとなんて無力なんだろう我々は。

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