2013-06-02

右翼















午前中、畑仕事をしていると遠くの方から何やら聞こえてくる。どんどん近付いてくるその音の正体は例のごとく黒塗りボディに日の丸を掲げた街宣車で、いつもと違ったのは大音量で軍歌を流すのではなく穏やかな女性の声で『日本共産党は赤い悪魔の党です。皆で打倒しましょう』などと、その声音とはおよそ不釣り合いな過激なことを街宣しつつ南の方へと去って行った。
午後も畑仕事にせっせといそしんでいると、また遠くの方から何やら聞こえてくる。『今度は何だ?』と手を休めて道路の方を見ると、午前中に通過して行った同じ街宣車がなんと!『そうだ、恐れないでみ〜んなのために、愛と勇気だけが〜と〜もだちさ〜』と、アンパンマンの主題歌を流しながら北へと帰っていった・・
つくづく日本は変わった国だと思ったよ。
過激であるはずの右翼でもこういう愛嬌を持っていることに、ちょっと安心感を覚えたね。

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