2012-06-06

再び仰天す


金星の太陽面通過はバッチリ見ることが出来た。が、撮影は失敗した。まあ、しっかり見といたので良しとしよう。
普段は燦々と照りつける太陽をまじまじと見つめることなぞまず無いが、前回の金環日食に続き今回もじっと見つめては『うわっ、ちっちゃー。これじゃー年寄りには見えんやろな・・』なんて、みんなと日食グラスを回し見しながら仰天するもまたおかし。老若男女うち揃って空を見上げるこののほほんとした日常とも非日常ともいえる時間そのものが一種のショーであって、例えば宇宙からその様子を拝めるならこれほど奇異で愉快なものは無いだろうな。
『ちょっとー、どこにあるの金星?』
『太陽面の左上くらいだけど・・』
『あかんわー、わたし乱視やで見えせん。ははっ!』
こんな風に愉快に観察すること自体に意味があって、見える見えやんは大したことじゃ無し。
次回は105年後。その頃も今のようにのほほんと仰天することが出来る時代であることを祈る。

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