2012-04-16

何かと物入り


日曜日の午後、畑やらなにやらかにやらで忙しく立ち回っていると、ふと目についたものがあった。それは我が家の北壁に設置してある給湯器で、なぜかその下が濡れていたのだ。『これは・・』と嫌な予感がしたので給湯器の表カバーを外して中を覗くと、案の定水がどこからか漏れている。漏れている量は大したことは無いが、いかんせんその漏れた水が複雑に絡み合った配線にまで滴り、いつショートしてもおかしくない状況だった。しかも漏水箇所を特定すると、とても部品交換で修理できるような所ではなく一見して給湯器の取り替えにまで至る深刻な故障だった。そこでガス屋に連絡すると日曜にもかかわらず今から来るという。しばらくして訪れたガス屋のKさんと故障箇所を見ながらいろいろ話し、どうせ交換ならダメ元でやってみましょうと言うことで、配管に空いている極小の穴を鑞付けで塞ぐべくガスバーナーにて配管を炙り、鑞を溶け込ませてゆく。そうしていると給湯器の横辺りから煙が出てくるではないか!見るとバーナーで炙ったため銅管が熱せられ近くに這わせてあったプラスチックフィルム製の何かのセンサーが融けてしまっていた。『こりゃまずい!』とKさんも驚いたが時すでに遅し、鑞付けはうまくいって穴を塞いだようだったがセンサーが焼き切れたため給湯器が正常に作動しなくなり、お湯さえも出なくなってしまった。Kさんもこれには大いに焦り『要らんことやらんければよかった、しまった・・』と困り果てている。しかし次の瞬間『何とかお湯だけは出る方法を考えます』と言うなり何処かへ連絡をしまくり、そしてたまたま同じ町内にあるガス屋の支店に、1年ほどしか使っていない中古の給湯器があるがそれはどうだろう?という話になった。
我が家の給湯器はKさんの努力によって鑞付けはうまくいったようだが、結局常に高温になるところなのでそう長くは持たないだろう。それにセンサーが焼き切れた以上交換しか無い。そこで中古機の値段を聞くと、元々がかなりの値段のする高級機種なので8万でどうか?と言う。それじゃ高い!と切り返し、Kさんが『僕がミスしたから7万でいい』と来た。そこに『もう一声!』と食い下がり、6万で決着。
すぐにKさんが給湯器を取りに行き、それから2時間ほど経った夜7時頃に設置完了して湯が出るようになった。
中古という給湯器はほぼ新品に近いほどきれいで、確かに現状のものより高機能で高効率のエコタイプ。使用した感じもなかなか良く、中古と言えども取り付け工賃を含めて6万ぽっきりなら、かなりお得だった。実際に同機種の新品を取り付けるとなると20万はかかるのでその安さが分かるだろう。
壊れたパロマの給湯器は5年しか使っていないので、いくら井戸水だから寿命が短くなるといえども短命過ぎた。明らかにこれは『ハズレ』の機器だったということだ。まあ、こればっかりは仕方が無いとして、結果的にもっと使い易く高効率のものが安く手に入ったので『良し』とすべきだろう。しかし最近、物入りが多いな・・

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