2012-04-03

痛恨の一撃


とんでもない強風もそろそろ収まって来たようだ。それにしても凄かった。台風並みの嵐が近付いて来るというので会社を早めに出て、長良川の堤防にさしかかったころ嵐の雲に包まれ、猛烈な風と叩き付ける雨に見舞われた。ワイパーを早く動かしても視界はすこぶる悪く非常に危険だ、にもかかわらずライトを点灯せずに走っている車も多く危険度は更に増す。土砂降りの雨に路上もみるみる水没し、加えてすれ違い様に対向車が跳ね上げる水が一瞬前方を遮り、完全に視界が失われる。ほとんど勘で運転しているようなものだ。
そんな大荒れの天気の中帰宅すると、家でも予想以上の被害が出ていた。庭の砂場横に設置してある子供用のプレイハウス(重さは30kg以上)が強風にあおられ芝生の上に転がっており、同じく滑り台も吹き飛ばされている。畑の方に目をやるとエンドウ豆の蔓を這わせるために立ててあった竹製の棚は根こそぎ抜けて傾き、先日竹林で伐採して来た竹も縛ってある紐が切れてみかんの木の上に倒れ込んでいた。そして何より痛かったのが、夏野菜の苗床を入れてあった簡易温室の棚がドカン!と苗床ごと倒れてしまったことだ。これは朝に強風を警戒して紐で固定しておいたのだが、縛り方が甘かったのと風が猛烈過ぎたために耐えられなかったようだ。おかげでせっかく芽吹き始めていたトマトやブロッコリーがくしゃくしゃに潰れ、その惨憺たる状況に泣きたくなったよ・・
それでも気を取り直して苗床を片付け始めると、けなげにも潰れるのを免れ芽を出している苗もいくつかある。それらを急いで取り出して他の育苗ポットに植え替えること数時間。暗くなるまで作業を続け、全滅と思われていたトマトは60%くらい、ブロッコリーは多めに種を蒔いてあったので十分な量の苗を救出することができた。とはいっても一度棚から落ちてくしゃくしゃになったものなので、そのまますんなり育つものばかりでもないだろうが、そこは新芽の生命力に賭けて今後の生長を見守って行こうと思う。
ほんと天気は分からんものだね。甘く見たら痛い目に遭うと、身を以て知ったよ。

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