2011-06-24

熱帯夜に憶う


雷雨が近付きつつある。気象庁のレーダーを見ると真っ赤な塊がじわりじわりとこちらに向かっているのだ。先ほどから稲光が繰り返し闇夜を裂き、湿り気を帯びたひんやりした風が徐々に強くなって来ている。『いま来てくれるとありがたいな・・』夜になっても昼間の熱が逃げず、寝室の気温は30℃以上もある。とても扇風機だけでは眠れないのでクーラーをかけているが、ひと雨来ればだいぶ涼しくなるだろう。
ちょうどいま降り出して来た。大粒の叩き付けるような雨で土砂降りだ。急いで家中の窓を閉めて回ったが、これじゃあかえって蒸し暑いじゃないか・・いや、ほんと凄い降りだな・・これで窓を閉め忘れていたら家中ずぶ濡れだ。まだ起きていてよかったよ。

もう一度レーダーを確認すると今後何波にもわけて雷雨が襲って来るようだ。風もヒュウヒュウと唸りを上げて我が家をかすめてゆく。
まるで強烈なシャワーを浴びたような第一波だったが、幾分涼しくなっただろうか?北面の窓を開け放つと、とても気持ちのよいひんやりとした空気が流れ込んで来た。これならエアコンを消しても大丈夫そうだな。
暑い日の夜はこうやって雷雨があると一息つけていいんだがね。

ああ、この感じはカンボジアのプノンペンを憶い出させる。僕の愛してやまないあの風だ・・

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