2011-04-12

それがどうした


原発の事故レベルが5でも6でも7でも、実際に今起こってる事態に変化などはない。そんなものは数字のお遊びに過ぎぬので無視しておけばよい。しかし報道ではレベルが7になったことで『チェルノブイリと同レベル!』とセンセーショナルに煽り立て、あたかも事態がより一層深刻化したような調子で流しているが、いいかね、保安院の宇宙人のような顔をした人物が『レベル7だ』と言った途端に大気中の放射能濃度が一気に上がるようなことはないし、原子炉がチェルノブイリ級の大爆発を起こすこともない。ただの『認識の違い』なだけだ。
ただし、追及されるべきはここに至るまでに本当に原発災害の全体像を正確に把握して来たか?ということと、『レベル7』とすることに抵抗感を感じ、わざと過小評価しようとする状況下で客観的な視点を失っていたのではないか?ということだ。この辺りはもはや確信的情報操作が行われたと僕も多くの人も、また世界もそう思っているに違いないので、これまた政府や東電それに保安院は、その対応の後手後手さと無能ぶりを曝してしまったことになる。そんなものは始めっから『たぶんレベル7くらいになると思う』と発表しといて、もし低レベルで済んだのなら『サバ読んですんません。レベル6で済みました』としとけばよかったのさ。誰だってこれの逆だったら『言ったことと違うやん!』と怒るに決まってるじゃんか。まったく、なんでこう稚拙な対応しかできんのやろ。ま、そんなヤツらが仕切っていたからこそ問題がこうも長引いているんだろうね。

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