2011-04-04

それぞれの役割


この未曾有の震災被害に対して僕が出来ることとは何だろうか?と考えさせられる。この狭い日本の中で想像を絶する困難に直面し、途方に暮れている人々が十数万も居る一方で、僕はのほほんと相変わらずの平穏な日常を過ごしている。そのことに後ろめたさを感じつつも特に生活を改めることもなく無為な日々を送ってしまっている。そうだ、やっぱりこの落ち着かない感じは、自分にすべきことがあるのにまだやっていないから感じるものなんだ。自分自身に対する歯痒さのようなものだ。
身軽な身を失ってからだいぶ経つ。それはそれで大切なものを背負い、それらに支えられて今の僕があるのだから感謝こそすれ不満は無い。しかしこんなとき、二の足を踏んでしまう自分に苛立ちを感じてしまう。僕はトラックも運転するし重機にも乗れる。力仕事なら自信があるしタフな方だと思っている。カメラを持てば被災地の事態を記録に残す使命感もある。現地に行けば何でもやるべきことがあるはずだ。
でも僕は漫然とここに居る。それでいいのか・・

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