2009-02-23

monster parents



幼稚園の先生もいろいろと大変だな・・と、感じさせることがあった。
夕飯中に電話が鳴り、出ると長女の担任からだった。はて、何か連絡事でもあったのだろうか?と聞いていると、『今日、幼稚園で○○ちゃんが箸を折っちゃいまして、大変申し訳ありませんでした』と謝るではないか。そう、確かに帰宅した時、真っ先に長女が箸を折ってしまったことを言いに来た。そこで『何で折れたん?』と聞くと、『箸を齧っとったら折れてまった』と言う。『ああ、そうなん。箸齧っとっておいしかった?箸は齧るもんじゃないねー、わかった?』『うん、わかったー!』と、こんな流れで話は終わっていた。まさかそんなことで担任がわざわざ電話して来るとは思わず、おまけに謝って来たのでかえって驚いてしまい。『あのー、娘から箸が折れたことは詳しく聞いています。全然謝ってもらうことなんてないんで、かえって恐縮です』と、何がなんだかよく分からずお互いに『いつもお世話になっています』やら『こんなことでわざわざ電話してもらってすいません』やら頭をぺこぺこ下げるような会話に終始して電話を切った。以前も長女が転んで頭を打ったことを詫びる電話があったが、子供とはそういうものだろう。むしろそれが自然だと思う。そんな些細なことまで親に詫びねばならぬとは、それほどうるさいmonster parentsがいるという裏返しでもあるな。つい最近も妻の友人が勤める幼稚園で園児が他の子の物を間違って持ち帰り、それについて担任が泣き出してしまうような手紙を突きつけた親がいたという。そんな信じられぬようなことがまかり通っているこの社会をあなたはどう感じるか?こんな目に見えぬプレッシャーが確実に幼稚園の先生らを蝕み、それが子供達にも感染するのでは?と、負のスパイラルの予感がしてならない。
なぜもっと余裕を持てないのか?なぜもっと人を信じ、赦すことができないのか?今はそんな時代とでも言うのか?

0 件のコメント: