2007-09-18

うつろい


まだまだ日中の日差しは厳しく気温も30度を超え、暑さはいましばらく続きそうだが、と言ってもお盆の頃のような『もあーっ』とした殺人的熱気は無く、凌ぎ易くはなって来ている。日が傾いてくると肌に当たる風もスーッと冷えて来て、一昨日、昨日のようなべっとりとした湿気も無く非常に心地良い。日が落ち、月が輝きを増してくる頃空を見上げると、日中の青空を見て感じるよりもずいぶん天が高く思える。星はちらちらと優しく瞬き、月は更に鋭く輝く。つい先日まで暑い暑いと言っていた夏もいつの間にか勢力を弱め着実に季節は移ろいでいるようだ。忙しさに追われる現場でも、ふと脇を見れば萩が可憐な薄紫色の花を咲かせている。不思議だがそういうものを見ると心は落ち着き、身体の力みがとれるようだ。なぜだろう?自分も自然の一部だからだろう。当たり前のことだがな。

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