2007-03-13

高気密高断熱


新築のモデルハウスなどに行くと必ず聞かされるのが『高気密高断熱』という言葉だ。聞く頻度は『オール電化』とほぼ互角で、今どきの新築には無くてはならぬもののように宣伝している。で、何かと言うと読んで字のごとく気密性、断熱性が高いということで、その分冷暖の光熱費を節約できるらしい。しかしそれには裏があり高気密高断熱の家には24時間強制換気システムを設けなければならないと法律で定められている。木造住宅ならば木も呼吸しているはずで、人間の快適性、経済性ばかりを追求した結果木の存在は忘れ去られ、呼吸さえも機械の手を借りねばできないような状態に陥ってしまった。何かが違って来ていると思う。人によって望むものは違うが僕は換気をする時は窓を開けたい。盲目的に快適さを追求するあまり『無駄な快適さ』を作り出し、その部分でメーカー同士が個性を競い合うという馬鹿げた循環を作り出している。そもそも高気密高断熱、24時間強制換気システム、オール電化などという家が30年以上住み続けられるだろうか?家は保つとしてもそれらの機能はまず使いものにならんだろな。

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