2007-03-06

災難


インドネシアで再び強い地震があったようだ。死者も100人に迫るという。最近は大津波や火山の噴火など自然災害が心の落ち着く間もなく繰り返し襲いかかっており、その惨状は見るに耐えないものがある。大津波の最大の被害地バンダ・アチェ、火砕流に飲み込まれたジョグジャ近郊の街、今回の地震の被災地パダン、その前の地震で壊滅したニアス島、10年前そのすべての地に僕は滞在し、様々な経験をさせてもらった。バンダ・アチェからパダンに向かう途中に寄ったムラボーという街ではゲストハウスの親父さんが一生懸命英語を勉強し、バックパッカーを呼び込もうと努力していた。その街も大津波後に撮影された衛星写真で確認すると跡形も無く消え去っていた・・
自然災害のニュースに接するたびに不思議な感情にとらわれる。なぜ自分は被害を免れることができたのか?そこに自分が居るときに起こってもおかしくはなかったのに・・自分はただ運が良かっただけなのか?死せる者と生き残る者、両者の違いは一体なんなのか?東南海地震への備えが叫ばれる昨今、その時自分はどこに居て、そしてどうなるのだろうか?

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