2022-07-07

ジョンソンよサラバ


 イギリスのボリス・ジョンソン首相が辞意を表明した。本人はまだ続ける気満々だったようだが身内からの造反が相次ぎ、引導を渡された感じだ。型にはまらぬ首相と言えばよく聞こえるが、常軌を逸した首相とも言える。物事をはっきり言うところは評価できたが、如何せん権力者にありがちな素行の悪さが目立ち、それが国民の不興を買って辞任に繋がったかたちだ。決定的だったのがコロナ禍で国民には外出制限を強制していたのに首相をはじめとする政府の連中らは連日パーティーを開いていたことだ。国民に範を見せるべき立場の人間が率先してそれを破ると言うのは、プーチンやトランプをはじめとした昨今の権力者たちの共通点だろう。権力者は何をしても大丈夫という考えは唾棄すべきもので、ジョンソンの辞任は当然のことだ。

それにしても権力者というものはなぜこうとろくさい連中ばかりなのだろう。権力を持つ立場にあって『この人はいいな』と感じるのはニュージーランドのアーダーン首相と台湾の蔡英文総統くらいかな。


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