2022-07-25

蛮行

 


一旦強権的行いが是とされると、まるでコピーキャットの様に雪崩を打って権力にものを言わせ非道なる行いをする者が出てくる。プーチンやトランプ、金正恩に習近平、ブラジルのボルソナロそれにミャンマーのミン・アウン・フラインらがそうだ。こういった連中は自分の権力維持のためなら何でもする狂人どもで一刻も早くこの世から消えてくれれば世界が少しでも平和になるというもの。

そして今日、ミャンマーの軍事政権はスー・チーさんの側近の民主活動家4人の死刑を執行したという。彼らの容疑は民主派を扇動し混乱をもたらしたというものだが、当然軍事政権による厄介者払いに他ならない。ミャンマーでも30年以上死刑執行は為されてこなかったらしいが、民主派のリーダー格らを粛清することによって恐怖政治を敷き、民主派の勢いを削ごうという魂胆だろう。しかし無実の者の理不尽な死はかえって民衆の怒りを招き、傍若無人なる軍事政権を打倒する力になることは間違いない。結局のところ力で押さえつけようとしても、いつかその倍以上の力で押し戻されることだろう。

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