2020-09-21

山へ













なんとまあ良いお天気だこと。

すっきりと晴れた青空に心地よい風が吹き、家に居てはもったいないくらいだ。そこで川遊びに出かけることにした。川遊びと言ったって泳ぐわけではなく、釣りをするのでもない。ただその渓流の近くで弁当を食べ、川原の石を投げて遊んだり、おもしろい石を探したり、サワガニをとったり、イシガメを捕まえたりと、そんなことをしに自分達以外誰も居ない山間の小さな渓流へと出向き、ゆったりとした時間を過ごすことができた。

この夏の豪雨で渓流はかなり荒れた感じになってはいたが、前と変わらず数匹のイシガメを確認することはできたし、サワガニも簡単に見つけることができたりと生き物の生息環境自体に変化はなさそうで安心した。

自分と三女がイシガメやサワガニを探すためにあちこち歩き回っているのとは対照的に、妻と長女・次女は川原の石に座って歌を歌ったりお喋りしたりと、思い思いに楽しんでいた。谷間には9月半ばも過ぎたというのにミンミンゼミの声が響き渡り、まるで季節が止まっているかの様だ。

それにしても谷を渡る風は涼しく、なんて気持ちがいいんだろう。ただここに居るだけで心身ともに癒されてゆくのが分かる。こうやって落ち着いてくつろげる場所は貴重だろう。何もない山の中だけれども、こんないい場所はそう簡単に見つからないだろう。



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