2020-09-19

天は何を求めるのか?













アメリカ連邦最高裁判事のギンズバーグ氏が亡くなった。

この報を知った妻は『これでアメリカは終わった・・』と泣き崩れていた。

ギンズバーグ氏はリベラル派と保守派合わせて9名いる最高裁判事のうちのリベラル派で、氏が亡くなったことによりトランプが保守派の判事を指名することは確実となり、その結果保守派6名リベラル派3名という、保守に偏向した構図がこの先長く続くこととなる。それは今後のアメリカに多大な影響を与え、リベラル派にとっては大打撃だ。特に女性やマイノリティー、銃規制や妊娠中絶など今までアメリカを二分してきた問題が保守派の都合のいいようにコントロールされてゆくことは必至となる。連邦最高裁判事は終身制で、本人が亡くなるか、辞めると言わない限り変わることはない。つまり一度決まればその状態が長く続くということだ。大統領は4年ごとに選出され最長でも8年しかできないのに比べ、連邦最高裁判事は何十年と続けられるので、その影響のほどが分かるだろう。

トランプが選びそうな人間はリベラル派にとって最悪の人選になるはずだ。それを民主党が阻止できるかどうか。ギンズバーグ氏の死去が大統領選の後だったら話は全く違っただろう。天はなぜこのタイミングで彼女を召したのか。

ギンズバーグ氏の訃報がアメリカを更に大きく揺るがすことになる。

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