2020-01-07

力の応酬























トランプにしろゴーンにしろその他諸々にしろ、昨今の世界情勢は力に物を言わせた行いが際立って来ている。少し前にあったサウジ記者の殺害事件なども典型的な例で、力ある者は何をしても許される傾向が社会不安を煽っている。
権力や資金力といった『力』は遥か昔から人々を迫害し搾取して来た。その都度それらに立ち向かう勢力も現れたが、やがてはミイラ取りがミイラになって滅んでいったことは歴史が語っている。
格差がもたらす不平等感や差別は徐々に臨界点に迫りつつある。
先の大戦が示すように力の応酬がもたらす結果は悲惨なものだ。それを知っているはずなのになぜ人は同じ過ちを繰り返そうとするのだろう。
今や『目には目を、歯には歯を』が通用する世ではなくなった。ひとたび力の応酬が始まれば誰も予想せぬ結果がもたらされることになりかねない。なのに力あるものは面目を失うことを恐れそのチキンレースをやめられない。 彼らにしてみれば何事かが起きても死ぬのは自分達じゃ無いから関係ないのさ。だからこそ我々は彼らの言葉に乗せられてはならない。無知であってはならない。奴らを監視し、責任を取らせるのが我々ひとり一人の役目なのだ。

0 件のコメント: