2016-12-19

アレッポの惨状

















シリア最大と言われた200万人都市のアレッポが廃墟と化し、未だ数万に上る人々が命の危険にさらされている。
ロシアの強力な支援を受けたシリア政府軍が街のほぼ全てを制圧し、反政府勢力が敗走しつつあるためその巻き添えを食う形で住民たちが混乱に陥っているのだ。
当初アサド政権は崩壊寸前にまで追い込まれていた。そのトドメを刺すべきアメリカが土壇場で尻込みしたため、その弱気をロシアに付け込まれアサド政権が息を吹き返してしまったのだ。
正直なところこれらはあくまでも結果論で、アメリカが武力行使をしアサド政権を崩壊させていたら現状より良かったのか?と言えば、今以上の混乱に陥っていたかもしれないのでなんとも言い難いところだ。
ただ、現状数万の人々が危険にさらされているのは事実であり、国益云々よりもまず救済する道を探らねばならないが、ここでも大国の思惑が優先され時間ばかりが過ぎてゆく。その間にも多くの死者が出ているというのにだ!
国連はパンギムンの馬鹿者のせいでされにその存在意義を失い。大国の私物と化している。
見よ、シリアの人々を。いま泣き叫んでいる若者たちは全てを失い怒りに満ち満ちている。彼らは将来侵略国家としてのロシアと、自分たちを見捨てた国家としてのアメリカに対してなんらかの方法で復讐を試みるだろう。
彼らの生活を奪い、混乱に陥れた罪は重い。いずれその代償を払う日が訪れるはずだ。

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