2014-05-14

お国柄














 今日は長女のパスポートを更新すべくアメリカ領事館を訪れた。ここに来るのは3年ぶり。同時多発テロ直後の頃はそれはそれはセキュリティーも厳しかったが、それらも年々和らいで来ているようでセキュリティーチェックや受付をする部屋の雰囲気は良くなっている。予約していた時間通りに会議室に入ると、領事もしくは副領事と思われる若い男性と、いかにも仕事のできそうな女性が対応してくれ、それもとてもフレンドリーで冗談を交わしながら和やかに進み30分ほどで終了した。途中、妻が書類の細かい点を質問して『これでいいか?』と確認すると、領事もしくは副領事は『そんなん何か書いてあれば大丈夫さ!』てな軽いノリでスルー。『さすがはアメリカ、細かいことなんか気にせんな・・』と感心する次第。

一方、午後から長女を伴って訪れた県のパスポートセンターでは、30分待ったあげく『未成年者の更新には戸籍謄本が必要です』のひと言で撃沈!ちゃんとネットで調べて行ったのにその部分だけは書いていなかったぞ!それに加え受付の女性は実に細々としたところを追及して来て鬱陶しいことこの上ない。『そんなことどうでもいいことじゃないの?』と言えば、書類に不備があったらもう一度待ってもらわねばいけませんよ、などと脅し文句のような言い回しをするので頭に来て、『もういい!戸籍謄本取ってくるわ』と市役所へ行き、速攻で戸籍謄本入手して再びパスポートセンターへ。市役所で戸籍謄本の発給待ちをしている間に申請書類を書き直し、しっかりチェックして再提出。今度の受付の女性は感じのいい人で割とスムースに行ったが、ここでも結局30分以上はかかったな。
それにしても思うのは、日本はマニュアルに人が従って物事を決め、対してアメリカは ベースのマニュアルはあるがあくまでも人がその場で判断して物事を決めてゆくという違いだ。
僕は日本のやり方にはとてもじゃないがついてゆけない。あまりのバカバカしさに苦痛でもある。


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