2012-11-30

国家
















国連総会に於いてパレスチナが国家として承認された。
曖昧なことに国家と言っても『オブザーバー国家』として承認されはしたが、『国連加盟国』としては認められてないため様々な採決に対する投票権は無い。ようは国連総会には出席できるが意見は言えないということだ。例えそうであったにしてもパレスチナにとって国連の場で『国家』として圧倒的多数の国に認められたことは、独立国家樹立への大きな足がかりとなる。
もちろんイスラエル、それにその後ろ盾であるアメリカはこの採決に反対票を投じたが、138対9という圧倒的多数の賛成票は今後イスラエルを抑制する力になるのではないだろうか。大国アメリカといえども難しい対応を迫られるだろう。どのみちイスラエルに正義は無い。当然の結果と言える。
そして日本だ。はじめこのニュースを見た時はよもやアメリカの顔色を窺って棄権票を投じたのではあるまいか?と訝ったが、賛成票を投じたと知って安心した。どちらかというと人道的見地からパレスチナ寄りの姿勢をとって来た日本なので、今後ともパレスチナ独立の悲願が達成されるよう支援を続けてゆくべきだと思う。

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