夕食後、妻が『あっ、いま、ほら』と言う。『なにが?』と聞けば、お腹の中の赤ちゃんが盛んに動いてキックを繰り出しているようだ。そこで妻のぽんぽこりんになった腹に手を当てると、『とん、とん』と応えてくれた。思わず『おおっ!』と、ちょっと感動したな。
こんなことはもう3回目というのに、やっぱり男はどこかで『妻の妊娠』ということに対して一歩引いているような気がしてならない。それは決して変な意味ではなくて、根本的に男では理解し得ない部分があることについての、いわば間合いのようなものだと認識している。だって自分のお腹の中に赤ちゃんが居てぽこぽこ蹴るんだぜ、そんなこと男では想像すら出来ないよね・・それをあたかも当たり前のことのようにして話す妻たち女性はまったく恐るべきものなり。
男なんてものはいくら偉ぶっていても所詮は精子そのもので、卵子に取り付くまでがその能力の限界だ。しかし母体はそこからがスタートだ。そりゃ、強くなくっちゃね。
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