2010-12-09

大国の小心


日本のような小国の人間が小心なのは筋が通っているが、中国のような大国がまるでダダをこねる子供のような対応しか出来ぬのは、いかにも醜悪だ。以前の中国には得体の知れぬ懐の深さと言うか、悠久の包容力のようなものを感じもしたが、いまやそれは失われ、薄っぺらなものしか感じなくなってしまった。それはノーベル賞に関する対応でもよく分かるだろう。挙げ句の果ては『孔子平和賞』だとさ!まったく呆れてものが言えん。
確かに中国の勢いは凄まじい。しかし大人の付き合いを出来る国だろうか?僕は今の中国にはそれは出来ないし、期待しない方がいいと思う。むしろ同じ超大国ながらインドの方がいろいろな問題があるものの、よほど信頼できると思う。まあ、僕の意見には何らの根拠も無いが、それぞれの国を数ヶ月に渡って旅した時に感じた雰囲気から『そう思うんだ』とでも言おうかね。
インドが民衆の力によって保たれているのに対して、中国は共産党の独裁によってかろうじて民衆を押さえ込んでいるのが現状だ。それが果てしていつまで続けれるだろうか?事あるごとに民衆の対日心理を利用してガス抜きさせ、凌いでいる有様では先が見えている。そう、今の中国のやり方はすべて『利用できるものは徹底的に利用する』だ。どの国でも同じようなことをやってはいるが、中国のようなえげつないやり方をする国は少ないだろう。
中国は発展した。今やまぎれも無い経済大国だ。しかしそれがかえって中国の目を曇らせ、沈着さを欠いているようだ。
『奢れるもの久しからず』
いずれとてつもないビッグバンが、この大国を呑み込むことだろう。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

こんばんは

インドのオリッサ州でレアメタルの
採掘作業が始まるらしいです。

 作業中の大量の高放射性物質の粉塵が出るので、インド人作業員、付近住民が体内被曝
しそうです。

 今年 4月に ブッタガヤで日本人女性が
襲われたようです。