2008-11-25

検索図鑑


気になる木を見かけたりすると図鑑を見てその樹種名を調べるのが密かな楽しみでもあるのだが、今持っている図鑑では物足りなさを感じて、新しいものを購入しようかと検討している。今のものは山と渓谷社の『日本の樹木』で、分厚く写真もそれなりにきれいでただ見ているだけでも楽しめるのだが、細かく樹種名を特定しようとすると掲載されている写真が樹木全体を写したものが多く、個々の樹木の特徴をいまいち捉えきれておらず図鑑としては役不足だと感じてしまう。そこで先日樹木調査の専門家が来てくれたのを良い機会に、どんな図鑑がお勧めかを聞いてみたら、彼が『外に出るときはこれを使っています』と言ってみせてくれたのが同じ山と渓谷社の山渓ハンディ図鑑『樹に咲く花』シリーズの計3冊で、一冊の厚みは『日本の樹木』とほぼ互角だがハンディと言うだけあってA5判と持ち運びも便利そうだ。そして中の写真は驚きで新緑、葉、花、夏姿、果実、種子、紅葉、樹皮、冬姿、冬芽というように樹木のライフステージに合わせて一覧で見れるようになっている。これだけ詳細な写真があると樹木の特徴さえ掴めば樹種名の特定は難しくないような感じがするが、専門家でもやはり判断つきかねるものもあるそうで、そこがこの道の奥の深いところ。
『樹に咲く花』は一冊が3780円だから3冊で1万円を超えてしまう・・が、勉強のためには必要だ。

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