2008-11-24

冷たき雨


朝起きて雨戸を開けると、目がつぶれそうなくらいの日差しを浴び『よう晴れとるやんか!』と呟いたのもつかの間。朝ご飯を食べているうちに徐々に曇り始め、気温がグングン下がって来る。妻も朝の天候を見て『これならいける!』と3回も洗濯したのが裏目に出て、シーツなどは外に干すこと叶わず結局乾燥機で乾かすことに。僕も外仕事がいくらかあったので雨が降り出す前に・・とさっそく作業に取りかかる。さて今日の仕事は相変わらず河川敷の薮の処理で、今までに刈り倒して山のように集積してある草や雑木の内、自然に分解されにくそうな野茨や太めの枝を焼いて処理しようと先だって集めておいたひと山に火を放つ。枯れたススキや葛の葉はよく燃え瞬く間に巨大な炎をあげてすべてを呑み込んでゆく。油分を含む野茨はパチパチと小気味良い音をたて爆ぜながら炎に包まれ白化してゆく。
こんなたき火も今のご時世、地球温暖化の観点からすべきではないのだろうが、逆にこんなことまで禁止するような人間の今の営みとは一体何なんだろうと考えさせられる。
炎がさらに勢いを増して来た頃、空から雨が落ちて来た。火が消えぬ程度に降ってくれると空に舞った灰も遠くまで飛ぶことなく、煙も目立たず都合がよい。ある程度集めておいた草の山を処理した頃、雨脚が強くなり火の勢いも大分衰えて来た。そろそろ潮時だな・・くすぶり続ける灰の山を残して家に引き上げると、雨の降りは一層激しくなりしばらく白い煙を上げていた灰の山もとうとう消えて落ち着いたようだ。まだまだ河川敷一面には刈り倒した草があふれかえっている。その処理をどうするか未だ思案中。燃やすのは簡単だが二酸化炭素をこれ以上発生させるのはやはり気が引けるしな・・

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