2016-09-15

国籍というもの














蓮舫女史の国籍問題で様々な意見が出ているが、その大半はくだらない難癖で二重国籍に対する無知から来ているものだ。我が娘たちも二重国籍で、日本の法律では二十歳からの2年間でどちらかの国籍を選ばないといけないことになっている。だがしかし事はそう単純では無い。娘たちは日本とアメリカの国籍を持っているが、もしアメリカの国籍を放棄しようとすると25万円の費用に加え何度もアメリカ大使館へ出頭して煩雑な手続きを行わねばならず、実際の話普通の庶民にとっては大変ハードルが高い。というのもアメリカはわざと国籍を放棄しにくいようにしているからで、その理由は課税逃れを防ぐためだ。アメリカ国籍を持つものはすべて納税する義務があり、二重国籍者も例外では無い。ようは国籍を捨てる者=納税者が減る、ということになる。さらには国によって国籍を放棄できない国もあるため、二重国籍に関する法律を厳格に運用しようとしてもできない事情がある。
蓮舫女史のケースでは、台湾が国籍に関してどんなポリシーを持っているかは知らないが、 『台湾国籍やめます』と言ってすぐに『分かりました』となる話では無いはずだ。
こういった事情も知らずに騒ぎ立てる輩はまさに愚の骨頂、お前たちがまず辞めよ!と言いたいね。ほんと困ったもんだ。

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