2016-08-16

守るためとはいえ・・














残酷なことだが、一羽のニワトリを河川敷の藪に放してきた。
このニワトリは第一世代の生き残りで、他のニワトリたちが次々と発病して死んでいったにもかかわらずなんとか持ちこたえ、しばらく卵も産んでいたがここひと月ほどは卵も産まず、そして3日ほど前からは調子が悪いようでトサカもふにゃりと垂れ、とうとう下痢し始めたため、河川敷送りにすることとした。
当然そんなことはしたくないが、前回病気が出た時は対応を誤ったため第二世代の一羽も感染してしまい、死なす結果となってしまった。その教訓を受け手を打ったが、これでも遅かったくらいだ。残っている第二世代の3羽が発病しないことを祈るのみ。
ニワトリを放した河川敷にはキツネが棲んでいるので、おそらく夜のうちに襲われ喰われてしまうだろう。
他のニワトリを病気から守るためとはいえ、何年間も卵を産み続けてくれたニワトリを置き去りにするのは辛いことだ。
このニワトリには十分礼を言い、別れてきた・・

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