2014-10-16

山とは














遠くヒマラヤ山脈でも異常気象の影響が出ているようで、豪雪や吹雪、雪崩によって登山客に多くの死者・行方不明者が出ているようだ。特にヒマラヤトレッキングとして外国人観光客に人気のアンナプルナ周遊トレッキングコースで亡くなったり、行方不明になっているケースが多いという。僕は2ヶ月以上もネパールに滞在していたが、どうもトレッキングには興味がなかったので行かなかったけど、その頃まだ別行動を取っていた妻は欧米人らのグループでそのトレッキングをした経験を持つ。その時も10月ですでに積雪はあったが、天候が荒れるようなことは無かったという。
現時点での報道では100人を超える人と連絡が取れないというが、地理的に携帯・スマホなどが使える所ではなく、おそらくトレッキングコースの要所ともなっている小さな山村などに身を寄せているのではないかと思われる。それでも食料は元々乏しいゆえ、耐えるにも限界があるだろう。一刻も早く天候が回復することを願うほかは無い。

同じヒマラヤ山脈にある、我が友が亡くなりしダウラギリでも同様の天候悪化から雪崩が発生し、ベースキャンプに居た5人が呑み込まれたという。
ほんと自然に慈悲は無い。あるのは『なぜこのタイミングで・・』という無念さだけだ。
それでも人は山を登る。そこに山がある以上、延々と登り続ける。

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