2014-06-16

富士の高嶺














先週の金曜日は久しぶりに御殿場への出張。ただし今回は長女の誕生日と重なったので朝早く出て往復600Kmの道のりを取って返すという強行軍。三ヶ日から新東名に入るとそれまでの混雑が嘘のように無くなり、心にも余裕が生まれる。天気も快晴で実に気持いい。ひたすら東へ東へと車を進めると、やがて目の前に富士がその勇姿を現し始めた。
遥か南海上から湿気を含んだ空気が大量に流入している梅雨時に富士の姿が見られるとは思っていなかったので、これは嬉しかったな。その富士はどんどん姿を大きくし、圧倒的な存在感で空間を独占し始めた。『やっぱ富士はすごい・・』と、ただただ認めざるを得ない。御殿場に着く頃にはやはり厚い雲に覆われ、それ以上姿を見ることが出来無くなった。
富士の頂を暫時でも見れたことはこの時期とても幸運だったと言える。御殿場での作業をさっさと済ませ一路反転西を目指す僕の背中を、富士は何も言わず見送ってくれた。

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