2014-06-12

中東激震














今日も蒸し暑い一日だったが、夕方前線の通過に伴う雷雨のあとは一気に気温が下がり、涼やかな風が吹いている。

そんな穏やかな日本と真逆なのがイラクやシリアといった中東の国々だ。シリアの内戦の悲惨さはいよいよ深まり、抜け出すことの出来ない泥沼状態となっている。そのシリアで力をつけてイラクに侵攻しつつあるイスラム過激派の動きが活発だ。かつてイスラム過激派を掃討する目的で時のフセイン政権を崩壊させたアメリカだが、その結果はどうなった?
中東は更なる混沌に包まれ、イスラム過激派は今や中東・アフリカをはじめ世界各国で勢力を増している。アメリカが行った『テロとの闘い』はテロリストを爆発的に増やし、実戦経験を積んだ屈強な戦闘員を養成したようなものだ。
事ここに至ってアメリカは及び腰になり、国際社会も手の打ち様無く放置している。彼らはいずれ国家をも呑み込む勢力となって台頭して来るかも知れない。いつも仲間割れして自滅してゆく連中だが、有能な指導者が現れれば『イスラム王国の樹立』という彼らの夢も現実のものとなるだろう。
いずれにしても中東が落ち着くまでの道程は遥かに続く。ひょっとしたら今後もしばらくはこの状態でいくのだろう。

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