2014-02-27

産む権利














匿名者による精子の提供が問題となっている。日本産婦人科学会の人は言う『倫理的な問題がある』『感染症のリスクがある』『果たしてその手段をもって生まれた子供が幸せになるのか?』と。確かに感染症のリスクもあり、倫理的な問題があるのかも知れない。しかしそんなリスクを冒してまで子供を産みたいと言う女性が多くいるということなのだ。
現行では精子の提供は婚姻関係のある夫婦に限られ、結婚をしていない女性に対しては認められていない。ではどうしても子供を産みたいと言う女性はどうすればいいのか?アメリカに行けば精子の提供を受けられるが莫大な費用がかかる。事実上手詰まりの状態に陥ってしまう。そうやって追い詰められたがゆえにリスクがあっても匿名者の精子提供を受けるという苦渋の決断を下さざるを得なかった、というのが現実だ。この件に関しては短絡的に規制するということをせず、『女性の産む権利』を最大限尊重した対応をすべきだろう。だだでさえ少子高齢化のこの時代、子供を産みたいという女性をないがしろにして何を為すというのか?生まれた子供が幸せになるか、不幸になるかは誰にも分からないことだ。唯一言えることは、そこに命が産まれて来なければ誰一人として幸せになる者はいないということだ。子を望む者には子を授けよ。それが人の道だと思う。

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