2009-03-17

トナートリック


我が家にはリコーのモノクロコピー機がある。そのコピー機の調子が最近悪く、コピーをすると文字がゴースト状に2重印刷されたり、全体に黒い筋が入るようになり、汚らしくて使い物にならない。これが会社の事務所なら保守契約を結んでいるので、すぐにメーカーのサービススタッフを呼ぶのだが、個人所有のものだとそうはいかない。とはいえ自分では何ともできないのでリコーのカスタマーサポートに連絡し、不具合の症状を伝えると『分かりました。おそらく部品交換が必要になりますので、すぐにサービススタッフをうかがわせます』と言う。『料金は?』と聞くと、点検は無料と言うのでとにかく来てもらうことにした。
そして当日、時間通りに来たサービススタッフはコピーを数枚とると『ゴムの劣化が原因で汚れがうまく拭き取れてないようです。部品交換が必要ですね。交換部品代が3万円、それに訪問料1万2千円、技術料合わせて5万円になります』と、平然と言う。『そら、来たぞ!』と迎撃態勢に入ると、サービススタッフはおもむろにコピー機からインクトナーカートリッジを取り出して、『純正のトナーって高いですよね。実はその料金の中に保守費用が含まれているからなんです。だからそんな値段になりますが、純正品を使って頂いていれば今回かかる費用はすべて無料になります』と教えてくれた。確かに純正トナーは一本2万8千円とかなり高額だ。なんでそんなに高いのかといつも疑問に思っていたが、そういうことだったのか!
その後サービススタッフは小一時間かけて部品交換をし、調整をして帰って行った。おかげできれいなコピーがとれるようになり問題解決。なんか得した気分だな。
今後も純正トナーを使い続ければ保守は無料ということ。
このトナートリック、リコーはしたたかというか、太っ腹というか、まあ、なかなか使えるサポートだとは思うけどね。

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