2009-03-14

バランス


子供というものは日々のちょっとしたバランスが崩れただけで、こちらが驚く(うんざりする)ほどの劇的な反応を見せ、成長を続ける脳組織と身体組織が如何に繊細であるかを怒濤の勢いで教えてくれる。例えば先日書いた発熱などもそうだ。なにせさっきまで元気だと思っていたら急におとなしくなって、熱を計ってみると38度オーバーなんてこともよくある。そしていったん引いたかに思われた熱が、急カーブを描いて上昇するなんて芸当は大人ではあまりないことだろう。
そう考えると『グズる』ということも単なる我がままで済ますことはできず、脳や身体の急激な成長に伴うリバウンドであると思う方が良さそうだ。そう受け取ることで日々の『グズり』に対しても、単に叱りつけるだけでなくその原因は何なのか?を見極めようとするだろう。簡単なことではないが、できないことでもない。
さて、今朝はそのちょっとしたバランスが崩れたことで、長女はそれはもう激しい反応を見せたわな。その原因は寝起きのタイミングが悪かったこと、ただそれだけだ。たまたま次女が先に目覚め、寝ている長女にダイビングしたため、もう少し寝ていたかった長女が大変ご立腹為されたというわけ。それからは何をしても『やだ〜、いやや!』を繰り返し、泣き叫ぶわ、物を投げるわ、睨みつけてくるわでとんでもない状況に。そんなんではとても妻の英語クラスにも行けず、拒否されたことにますますご立腹為されて震えるほどの怒りを発している。仕方がないので怒れる長女をなだめすかして車に乗せ、娘ふたりと買物に出ると間もなく眠りにつきましたとさ。目覚めてからは別人のようにおとなしくなって、それはそれはかわいい娘をしてました。
眠たかったら寝ればいいのに・・というのは大人の意見。子供はそんなに要領よく我が身をコントロールできないけれど、その嘘のないストレートさは僕を時には苛立たせ、また癒してくれる。

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