2008-05-21

森へ


絶好のオープンカー日和。日差しはきつく気温は高めながらも空気はカラリと乾燥し気持ちが良い。現場へと向かう堤防の道も快適に流れ、このままどこかへドライブに行ってしまおうか・・と思わせるほどだった。午後からは久しぶりに山へ入りひたすら薮をかき分け現況を確認する。そういうことをしている方が性にあっているので疲れは感じず、楽しい時間を過ごすことができた。今日歩いた周辺は今までにも何度か別の目的で歩いたり車で通ったりしていたが、山の中にまで分け入ったことは無かったので見える角度がすべて新鮮で、まったく知らない別の場所を歩いているような印象を受けた。今回の踏査は江戸時代に描かれた古地図と現代の測量平面図を見比べながらの作業となったが、座標的な位置の正確さは別として地図の持つ本来の意味であるその場の雰囲気を如何に正確に表すか?については古地図の方が遥かに勝っており、現況確認も古地図を元にして建物跡や通路の痕跡確認をしたような次第。そして次に僕らのやるべきことは古地図的な雰囲気を持った正確な測量平面図データを取得することで、今回踏査した範囲を考えると広大でなかなか手強くもあるが、やりがいは十分にある内容だと思っている。こんな仕事をどんどん手掛けて行きたいものだな。

For The People Of Tibet

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