2008-05-14

断層


今回の大地震は断層が最大300kmも動いたという史上最大規模の逆断層地震ではないか?との観測も出ている。これは名古屋大学が行なったシュミレーションの結果だが、それによると断層は1分余りをかけて動いたことになるらしい。しかも震源が約10kmと浅く、揺れのエネルギー量としては阪神・淡路大震災の30倍ほどもあったのでは?とも言われている。そりゃ、1500kmも離れた北京でも揺れて人々が驚いて出て来るくらいだから、震源周辺の惨状は容易に想像できる。中国政府が威信をかけて救援活動に従事しているのはよく分かるが、報道で見る限りではあまりうまく機能していないように感じる。自前ですべて片付けてしまいたいというやり方はミャンマーと同じような発想で、被災民の目から見ればどうでもいいことなのだ。人命最優先と言うならば日本のレスキューのように地震災害に場慣れしたチームを受け入れ、ピンポイントながらも1人でも多くの命を救うことが大事なのではないか。事ここに至っても尚、建前を優先する姿勢はそういうお国柄だと分かっていても辟易する。
ミャンマーでは軍政が被災民に食糧を配らないので自分達で助け合ってやっていると、被災民に食糧をあげる為には許可証がいると言い出したそうな。要はそういう助け合いの集まりが反政府運動に発展するのを恐れた措置だが、そのあまりの愚かさには怒りしか憶えない。こうなったら国際部隊でミャンマーの軍政を転覆させるしか無いだろう。手をこまねいているとアフリカ、ルワンダの二の舞いになりかねない。すべては人命のため。迅速な行動が求められている。

For The People Of Tibet

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