2023-12-06

反イスラエルと反ユダヤ


 イスラエル軍はガザ地区南部最大都市のハンユニスを戦車などで包囲したという。ここにはガザ地区北部を追われ避難してきた何十万もの民間人がひしめき合っている。そこに攻撃を加えれば何が起こるかは容易に想像がつく。世界各国はイスラエルに対して民間人への攻撃の自粛を求めているが、それらをことごとく無視して攻撃を強めている。そういったイスラエルの人権を無視した残虐な行動を受けて様々な反応が出ているが、アメリカの若者を中心にイスラエルの非人道的な対応を非難する反イスラエルの動きが急速に広がりつつあるという。これは何ら不思議なことではなく、若者ほど理不尽な行いに対する拒否感は大きいもので、何の罪もない人々、特に女性や子供たちが無残に殺されていくことは誰にとっても受け入れ難いものだろう。それが反イスラエルという形で現れているのだと思う。問題はそういった反イスラエルの動きを反ユダヤという形で歪曲する連中がいるということだ。すべてのユダヤ人がイスラエルの行動を支持しているわけではなく、ユダヤ人ユダヤ系人の中でも明確にイスラエルの軍事作戦を非難する人々も相当数いる。にもかかわらずこういった反ユダヤ的と見なす動きや、反ユダヤを煽る動きが活発化していることについては用心深く対応しないといけない。こういった報道の裏には世論を誘導しようとする思惑が見え見えで、それに乗せられないようにすることが重要だ。自分の意見を明確に持ち、その立場からそれぞれの情報を取捨選択し判断していくしかないんだろうね。

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