2023-12-02

子供殺しに正義無し


 何度も言おう、子供殺しに正義は無い。

ハマス・イスラエル・ロシア・ウクライナなどなどいずれの戦闘においても、子供を殺すことにいかなる理由があっても正当性は無い。特に世界に類を見ない人口過密地帯であり、その半数近くが子供という状況下にあっての無差別爆撃は間違いなく虐殺であり、命令した者を人道の罪で裁かねばならない。イスラエル軍は退避勧告など民間人の死傷者を可能な限り減らす措置をとっていると言うが、それは殺人罪逃れの言い訳に過ぎず許容する余地などない。初めから死ぬかもしれないと分かっていながら平然と、しかも尋常ではない規模で空爆しているのだからもはや民族浄化の確信犯と言わざるを得ない。結局のところパレスチナ人を同じ人間と見ていないということだろう。おそらく彼らの何割かは自分たち以外の民族を人間として見ていないのかもしれない。そういった疑心暗鬼が過去の様々な為政者の不安を増長させ、父祖の地を追われることとなったのかもしれない。

今彼らは戦後欧米各国によって強引に回復された父祖の地を死守しようと必死だ。しかし再び同じ歴史の轍を踏もうとしているのも明らかだ。このままのやり方ではいつか必ずこの歪みが悪い形で解消される日が来るだろう。その時彼らの子孫が今のパレスチナ人と同じ目に合うことをなぜ想像できないのか。かつて栄華を誇った古代イスラエル王国も300年程度しか続かなかった。現イスラエルはすでに建国後75年だ。中東という地政学的に難しい場所で欧米諸国の庇護のもと傲慢な態度を取ってはいるが、その庇護が無くなった時、彼らに待っているの何だろうか。

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